2018 年 58 巻 10 号 p. 211-214
症例は50歳,男性。主訴は労作時息切れ。左前腕手関節付近に動静脈瘻を有していた。血管エコーではバスキュラーアクセス(VA)肢の上腕動脈で2600 mL/minを呈した。血流抑制手術として中枢の橈骨動脈に2 mm長の吻合口でVA再建術を施行した。術翌日から血流量250 mL/minでの透析が可能であった。息切れは消失,上腕動脈血流量は3カ月後で810 mL/minと改善した。小さい吻合孔のVA再建術は簡便かつ効果的に血流抑制できる可能性が示唆された。