脈管学
Online ISSN : 1880-8840
Print ISSN : 0387-1126
ISSN-L : 0387-1126
症例報告
小さい吻合径のバスキュラーアクセス再建術による過剰血流に対する1手術例
加藤 一平岩倉 具宏戸口 幸治浅川 紀子
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2018 年 58 巻 10 号 p. 211-214

詳細
抄録

症例は50歳,男性。主訴は労作時息切れ。左前腕手関節付近に動静脈瘻を有していた。血管エコーではバスキュラーアクセス(VA)肢の上腕動脈で2600 mL/minを呈した。血流抑制手術として中枢の橈骨動脈に2 mm長の吻合口でVA再建術を施行した。術翌日から血流量250 mL/minでの透析が可能であった。息切れは消失,上腕動脈血流量は3カ月後で810 mL/minと改善した。小さい吻合孔のVA再建術は簡便かつ効果的に血流抑制できる可能性が示唆された。

著者関連情報

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/deed.ja
前の記事
feedback
Top