脈管学
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総説
慢性血栓塞栓性肺高血圧症の新規病因蛋白TAFIに着目した早期診断と治療薬開発
佐藤 公雄佐藤 大樹矢尾板 信裕下川 宏明
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ジャーナル オープンアクセス

2019 年 59 巻 8 号 p. 61-67

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抄録

慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)患者において,線溶系阻害蛋白TAFI(thrombin-activatable fibrinolysis inhibitor)の一塩基多型を発見し,血漿中の活性型TAFI上昇を認めた。さらに,TAFIの過剰発現マウスでは,CTEPH患者同様の肺動脈狭窄や途絶像,肺高血圧悪化を示し,低酸素環境3週間で40%が突然死した。創薬スクリーニングで見出した活性化TAFI阻害薬やフィブラート系薬剤は,TAFI過剰発現マウスの血漿中TAFIを減らし,肺動脈途絶像を減少させ,生存率を著しく改善した。

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