脈管学
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総説
大動脈解離におけるSTAT3の2面性
青木 浩樹眞島 涼平橋本 洋平
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 60 巻 10 号 p. 181-185

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抄録

われわれは,大動脈解離で重要とされる炎症応答の解析を行った。ヒト解離組織ではマクロファージと平滑筋細胞で代表的な炎症シグナル分子であるSTAT3が活性化していた。マウス解離モデルの解析から,マクロファージSTAT3は解離を増悪させ,平滑筋細胞STAT3は解離を抑制することが示された。解離病態において,STAT3による炎症応答は組織破壊と組織保護という2面性を持つと考えられた。

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