脈管学
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症例報告
症状の消長を認めた膝窩動脈外膜囊腫の1手術例
森下 寛之長谷川 豊江連 雅彦岡田 修一金澤 祐太加我 徹
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ジャーナル オープンアクセス

2021 年 61 巻 6 号 p. 45-48

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抄録

3年前に間歇性跛行を自覚した48歳男性。3カ月前から症状が再燃し,閉塞性動脈硬化症疑いで紹介された。右下肢ABIは0.67であり,造影CT, MRIでは囊腫による膝上膝窩動脈の狭窄を認めた。外膜囊腫の診断で膝窩動脈切除,自家静脈置換術を施行した。術後1年以上経過し,再発なく経過している。膝窩動脈置換術におけるグラフト選択については,病変の局在や症例の背景を考慮したグラフト選択が重要である。

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