脈管学
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症例報告
難治性静脈うっ滞性潰瘍に対し,静脈瘤治療とポリヘキサニド・ベタインゲルを用いた局所治療が奏功した1例
松川 舞黒川 正人鈴木 龍介平山 亮坂口 健上木原 健太浦下 周一宮本 智也小島 丈典中島 昌道
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2022 年 62 巻 3 号 p. 11-14

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抄録

難治性静脈うっ滞性潰瘍に対し,静脈瘤治療とポリヘキサニド・ベタインゲル(Prontosan, B. Braun, Melsungen AG, Germany)を用いた局所治療を行った。手術および局所治療開始後は,速やかに疼痛軽減し,治癒が得られた。静脈うっ滞性潰瘍へのポリヘキサニド・ベタインゲルを用いた局所治療は本邦ではまだ導入が進んでいないが,静脈瘤治療との併用により有用な治療法と考えられ報告する。

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