慶應義塾大学大学院後期博士課程・日本学術振興会特別研究員DC
2019 年 43 巻 2 号 p. 65-78
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本研究の目的は,原価情報にはどのような特性が,なぜ求められるのかをその規定要因も考慮に入れながら解明することである。この目的を果たすため,隣接学問の知見である情報品質概念の援用から研究フレームワークを構築し,フィールドスタディを行った。その結果,複数の特性の要求を確認した上,利用目的によって求められる特性が異なることや,組織コンテクストによってそれらが両立困難になること,先行研究の中心であった正確性を落として他の特性を優先するケースがあること等を示した。
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