子どものこころと脳の発達
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Print ISSN : 2185-1417
総説
心理統計簡易実験の実践とその教育的意義
山下 雅俊
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2025 年 16 巻 1 号 p. 57-63

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抄録

心理統計法は,仮説の検証や心理学的現象の理解を理論的・実証的に支える方法論として,現代の心理学研究において不可欠な役割を担っている.しかし,その抽象性や数理的性格ゆえに,学生は抵抗感を抱きやすい.本稿では,この問題意識を踏まえ,統計的推論,記述統計,統計的検定,検定法の選択基準および統計的過誤の基礎理論を体系的に整理した講義内容を紹介する.その上で,統計ソフトウェアRを用いたデータの解析および可視化の演習を行い,理論と実践との往還を重視した授業実践を報告する.特に,Zoomを用いた遠隔授業という制約の下で,穴埋め形式を導入した講義資料を用いることで,学生の能動的な学習姿勢を促進した.また,データ解析を通じて,学生が統計手法の適用方法や結果の解釈に関する理解を主体的に深めることを目指した.この授業設計により,心理統計法の重要性と実践的価値への認識を高め,統計的思考力の涵養が可能となった.

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© 2025 大阪大学大学院 大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学連合小児発達学研究科
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