抄録
電力用ガス遮断器の劣化診断方法として、常時診断が可能な動作時の加速度測定による診断システムの研究が進められている。
現在,筆者らはガス遮断器に小型で安価なMEMS加速度センサ、電気信号ではなくフォトリフレクタを用いた光信号による加速度センサを取付け、各部位に発生している加速度から状態を診断する常時監視診断の構築を目指して研究を行っている。
筆者らはガス遮断器の代わりに、サイズを小型化し、電流や電圧がかからないモデル遮断器を使用し測定を行っている。今回モデル遮断器を用いて加速度を測定し、得られた様々な条件のデータをウェーブレット変換を用いて比較、検討等を実施したのでその結果を報告する