電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成22年度電気関係学会九州支部連合大会(第63回連合大会)講演論文集
セッションID: 05-1P-15
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パルスパワーを用いたメダカ卵への物質導入に関する基礎研究
田邉 貴志山口 明美冨永 伸明河野 晋
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抄録
本研究室ではバイオエレクトリクス分野に注目して、パルスパワー印加による生体への影響について調査してきた。数年前より研究対象をメダカ卵、パルスパワーとしてパルス幅が数ns~数μs、印加電圧が数百V~十数kVを用いて実験を行ってきた。その結果、外見に変化が見られない、あるいは卵黄が縮むという影響が観測された。なかでも、ナノ秒オーダーのパルスパワーを用いた場合、卵内の細胞を傷つけることなく卵の外殻のみに作用し、メダカ卵周辺の物質を卵内に高効率で導入している可能性があることが分かってきた。現在はパルスパワーを用いた物質導入システムの確立を目的とし研究を行っている。
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© 2010 電気関係学会九州支部連合大会委員会
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