抄録
カーボンナノチューブの生成には触媒となる金属微粒子が必要である。本研究では、金属微粒子を作製するために有機金属溶液を用いた。有機金属溶液は、古くからガラスや陶磁器の装飾材として用いられており、近年では電子部品の電極材としても応用が広がっている。高温(500℃以上)で焼成することにより、薄膜状からナノメートルサイズのドット状の構造体(ナノドット)が形成される。この特性を利用して、本研究ではPtレジネートの希釈率およびスピンコート時間を変化させてPtナノ構造体の作製を行った。その結果、希釈率1:1.5および1:4においてそれぞれ粒径が約80nmおよび40nmのナノドットが作製されたことから、粒径は希釈率に依存することがわかった。