抄録
本研究は、大気圧乾燥空気の棒対平板ギャップに繰り返し頻度f[Hz]の異なるインパルス電圧で発生した正ストリーマの気体温度を高感度分光システムで計測した。実験では、印加電圧Va=10[kV]で繰り返し頻度f=10[Hz]~10000[Hz]まで変化させた。その結果、f=10[Hz]の場合の繰り返し頻度の少ないストリーマの気体温度Tgが330[K]であるのに対し、fを4000[Hz]と増加すると、ストリーマの気体温度Tgが350[K]と上昇した。さらに、印加電圧の繰り返し頻度を上げた実験結果についても紹介する。