抄録
インクジェット方式を各種コーティングへ適用するための検討を行なっている。インクジェット方式には、主として2つの方式が用いられている。その1つは電気-熱変換方式である。2つは電気-機械変換方式である。これらの方式に用いられるノズル内径は数μmと極めて細い。我々は、インクジェット方式として比較的太いノズル内径が使用可能なものを採用した。また、コーティングの試みはノズル先端から飛翔するインクジェットが微粒子群となって霧散する状態を利用した。この目的の1つに、高価なコーティング材料を有効に使用することである。本稿では、各種コーティング材料を用いて得られた基礎的な結果について報告する。