電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成25年度電気関係学会九州支部連合大会(第66回連合大会)講演論文集
セッションID: 10-2P-09
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アドレス解決パケットの転送による通信相手の生存確認法の提案―転送器の実装―
*森田 美海入江 智和
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抄録
本来、簡便な通信相手の生存確認方法としてICMPエコー要求(ping)が用いられていた。しかし、セキュリティへの配慮から端末へのパーソナルファイアウォール(PFW)機能が標準搭載されるようになったことにより、pingが事実上無意味なものになってしまった。一部のアプリケーションプロトコルでは、このことによる不具合も生じており、pingに代わるPFWの影響を受けない簡便な通信相手の生存確認法が必要である。そのため、本研究ではその実現を目指し、アドレス解決のためのパケットを必要に応じて転送するAddress Resolution Protocol(ARP)転送を提案しており、実現性も確認している。今回は提案方式の転送器を実装し、ARPによる隣接サブネットワーク間での生存確認を実現した。
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© 2013 電気関係学会九州支部連合大会委員会
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