抄録
近年の人工衛星は電力需要が増加してきている。今後の宇宙開発にはより大電力が必要であると考えられている。しかし、宇宙軌道上で高電圧発電を行うと、プラズマや高エネルギー粒子といった周辺宇宙環境との相互作用で放電が発生することが知られている。高電圧発電を行う際は周辺宇宙環境との相互作用を考慮しなければならない。現在、九州工業大学では「鳳龍四号」を開発中である。鳳龍四号では放電電流の計測を行い、宇宙軌道上での放電現象の更なる究明を目的としている。このミッションを成し遂げる為に、放電試験システム及び測定システムの開発を行っている。本誌では、これらの設計・開発及び地上試験結果について述べる。