抄録
大気、Ar、Ar+O2混合ガス(Ar:83%、O2:17%)中で針―平板電極に直流電圧を印加し、絶縁破壊(スパーク)を発生させた。スパーク電圧は、各ガスで異なり、ギャップ長を変えて異なるスパーク電圧の発光現象を調べた。この時のスパーク現象の発光強度の時間変化を石英製の光ファイバーを通してPMT(光電子増倍管)で計測し、各ガスの発光強度のピーク値と発光時間の積分値の関係を調べ、比較検討した。その結果、ArにO2を混合すると発光強度のピーク値は増加した。また,大気とAr+O2混合ガスでの同一電圧下での発光強度のピーク値は同一であったが、積分値はAr+O2の方が大きい結果を観測した。