主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成26年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 67
開催地: 鹿児島大学
開催日: 2014/09/16 - 2014/09/17
空調用ファンモータは,一般に電圧形PWMインバータで駆動されるが,ベアリング電食が発生する可能性があり,その確実な抑制が大きな課題となっている。ベアリング電食は,インバータのスイッチングによってベアリングの外輪と内輪の間に軸電圧と呼ばれる電位差が生じることで発生する。本研究室では,永久磁石同期電動機のコモンモード等価回路を用いて,軸電圧を低減する検討を進めてきた。一般に,空調用ファンモータ駆動では,インバータスイッチング損失を低減できる2アーム変調方式が多く用いられている。本稿では,配電系統の電気方式が軸電圧に与える影響について,2アーム変調方式の場合のシミュレーションで検討したので報告する