抄録
個体の遺伝子に量子ビット表現を用いたQuantum-Inspired Evolutionary Algorithmは,従来の確率的な最適化手法に比べて優れた探索性能を有することが先行研究で報告されている.また,整数ナップザック問題を対象とした実験結果から,量子ビット表現を用いた遺伝子列の観測結果であるビット列を純バイナリコードと解釈した整数型遺伝子表現法は,従来のバイナリ型遺伝子表現法よりも優れていることが示されている.しかしながら,遺伝子に量子ビット表現を用いる性質上,順列を解とする組合せ最適化問題を容易に取り扱うことができない.そこで,本研究では,量子ビット表現を用いた遺伝子表現法の適用範囲を拡張するべく,実験を行った.