抄録
本研究の目的は、DCT符号を用いたテンプレートマッチングを従来の相互相関法と比較して評価することである。DCT符号を用いたテンプレートマッチングでは、テンプレート画像のDCT係数から振幅の大きい順に符号と係数の位置を取り出し、それを対象画像のDCT係数と比較することで一致率を計算する。シミュレーション結果から、DCT符号を用いたテンプレートマッチングは、使用するDCT符号の個数を変えることによって、対象画像に位置ずれやボケが生じた場合でも、柔軟な照合が行えることがわかった。また従来法との比較によって、DCT係数のエネルギーの割合から基準となるDCT符号の個数を決定できることがわかった。