抄録
音楽や映画は人々の生活の中で役立っている。音楽や映画を推薦する情報推薦 システムの重要度は高い。個々の音楽や映画に対して、不特定多数から寄せられた感想文やコメントなどの文字列と評価値の両方を手掛かりとして、まだ視聴していない視聴者に推薦を行う。このとき、個々の視聴者の嗜好も考慮される。発表者は、日々変化する人間の気持ちの状態に応じて、より良い感情や意欲を引き出せるような音楽や映画を推薦できる情報推薦システムの研究に取り組んでいる。ここでは、個々の利用者が、今の気持ちを文字列で表現する。これが、感情語データベースを用いて処理される。このことで、人間の気持ちの状態に応じた情報推薦ができるようになる。