電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第68回連合大会)講演論文集
セッションID: 03-2A-07
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周波数帯域の異なるアンテナによる気中コロナ発生時の油中放電放射電磁波抽出に関する検討
*大倉 靖之濱崎 大夢大塚 信也
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抄録

油絶縁機器の診断は、油中ガス分析によって行われているが、構造上採油が困難で点検時に停電が必要になる場合があるため、非接触でかつ無停電で測定できる電磁波による診断が注目されている。筆者らはこれまで、油絶縁機器の診断に向けた基礎検討として、油中放電の放射電磁波を周波数特性が異なるアンテナで計測し、気中と油中放電の放射電磁波には、低周波と高周波帯域のアンテナで電磁波強度の比に相違があることが分かった。本論文では、気中コロナと油中放電の両方が起こる条件下で測定を行い、周波数帯域の異なる2種類のアンテナを用い気中コロナを除去し、信号分である油中放電放射電磁波を抽出する方法を試みた。

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© 2015 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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