電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第68回連合大会)講演論文集
セッションID: 03-2A-09
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電界放出による初期電子が大気圧準平等電界下ナノ秒パルス放電の時間遅れに与える影響
*寺平 拓真猪原 武士柳生 義人大島 多美子川崎 仁晴須田 義昭
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抄録

多分野での応用が行われているパルス放電プラズマは、極めて短い時間にパルス電圧を印加するために放電有効体積中に存在する初期電子が少ない。そのため、放電が不安定になり放電開始電圧の増加や放電発生確率の低下が見られる。本研究では,垂直配向されたカーボンナノチューブを電極に用いて電界放出による初期電子の供給を行い,パルス放電の開始機構の安定化を図るものである。これまでに,1μsの立ち上がり時間を有するパルス電圧を印加した場合の統計遅れについてラウエプロット法を用いて評価を行ってきた。本発表では,より時間幅の短いナノ秒パルス放電の統計遅れについて,ラウエプロット法を用いて評価を行った結果を報告する。

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© 2015 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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