抄録
近年,パワーエレクトロニクス技術の進展に伴い,機器の小型化が進展している。機器の小型化の代表的な手法の一つが駆動周波数の増加であるが,駆動周波数の増加は磁性体内部のうず電流損失を増加させるため,その低減が必要となる。本研究では,数十kHz帯で駆動する変圧器やリアクトルへのコア応用を鑑み,軟磁性薄帯に着目した。具体的には,めっき法を用いた十mm程 度の板厚を有する長尺Fe-Ni薄帯の作製を検討した。本研究では,めっき条件やめっき浴組成に関して各種検討を行い,組成や磁気特性分布の少ない長尺薄帯作製に向けた基礎検討を行ったのでその結果を報告する。