電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成28年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第69回連合大会)講演論文集
セッションID: 07-1P-05
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消音ギターの演奏音に対する臨場感付与
*尾崎 雄大宮前 寛西島 恵介上ノ原 進吾古家 賢一
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抄録
消音ギターは、通常のギターのボディー部分を廃した楽器である。消音ギターで音を増幅させて聞く場合は、ヘッドホンで演奏音を聞くことができる。通常のギターであればボディー特性や部屋の響きによって音が変化するが、消音ギターの場合、音の広がりのない無機質な音に聞こえてしまう。そこで、本研究はボディー特性や部屋の響きを電気的に合成し、通常のギターに近い音を実現することを目的とする。通常のギターの放射音特性・空間特性・両耳特性を再現する楽器音生成フィルタとギターの定位感を演出する頭部運動追従システムを適用し、主観実験を行った。実験の結果、提案手法により通常のギターの音に近づけることができた。
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© 2016 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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