電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成28年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第69回連合大会)講演論文集
セッションID: 01-2A-04
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ニューロンの動作を参考にした比較器を用いた判別回路の演算時間の検討
*寺村 正広重井 徳貴宮島 廣美
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抄録

筆者らは、ニューロンの情報処理方法を参考にした電子素子による比較器を、以前提案した。複数の比較器を利用した判別や演算の回路例を示し、従来の比較器を用いた場合よりも、複雑な判別や演算をおこなう能力があることを確認した。生体のニューラルネットワークでは、複数のニューロンがそれぞれ並列演算するため、非常に高速な判別や演算が可能である。提案した回路においても、複数の比較器がそれぞれ並列に判別や演算動作をおこなう。よって、AD 変換とマイクロプロセッサを用いた場合よりも、非常に高速な判別や演算が期待できる。判別や演算に要する時間を回路実験で確認したので報告する。

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© 2016 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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