主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成28年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 69
開催地: 宮崎大学
開催日: 2016/09/27 - 2016/09/28
筆者らは、ニューロンの情報処理方法を参考にした電子素子による比較器を、以前提案した。複数の比較器を利用した判別や演算の回路例を示し、従来の比較器を用いた場合よりも、複雑な判別や演算をおこなう能力があることを確認した。生体のニューラルネットワークでは、複数のニューロンがそれぞれ並列演算するため、非常に高速な判別や演算が可能である。提案した回路においても、複数の比較器がそれぞれ並列に判別や演算動作をおこなう。よって、AD 変換とマイクロプロセッサを用いた場合よりも、非常に高速な判別や演算が期待できる。判別や演算に要する時間を回路実験で確認したので報告する。