主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成28年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 69
開催地: 宮崎大学
開催日: 2016/09/27 - 2016/09/28
近年正式規格として承認されたIEEE 802.11acは5.2GHz帯の電波信号を利用する規格であり、使用する変調方式256QAMは信号に線形性を必要とする。また、無線通信端末は小型化、軽量化、低消費電力化が求められている。この要求に応えるためには送信の要である電力増幅器の高効率化が重要となる。そこで本研究では、TSMC 0.18µmCMOSプロセスにより、5.2GHz帯の信号増幅を目的とした、線形性と効率を求めたプッシュプル型増幅器の開発を行った。そして、プッシュプル型増幅器の動作に必要となるトランスを設計した。また、出力インピーダンスをアンテナのインピーダンスの複素共役とすることで高効率化を行った。