電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成28年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第69回連合大会)講演論文集
セッションID: 01-2A-05
会議情報

オンチップトランスを用いた5.2GHz帯CMOS高効率プッシュプル型電力増幅器の開発
*貞清 知輝金谷 晴一
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

近年正式規格として承認されたIEEE 802.11acは5.2GHz帯の電波信号を利用する規格であり、使用する変調方式256QAMは信号に線形性を必要とする。また、無線通信端末は小型化、軽量化、低消費電力化が求められている。この要求に応えるためには送信の要である電力増幅器の高効率化が重要となる。そこで本研究では、TSMC 0.18µmCMOSプロセスにより、5.2GHz帯の信号増幅を目的とした、線形性と効率を求めたプッシュプル型増幅器の開発を行った。そして、プッシュプル型増幅器の動作に必要となるトランスを設計した。また、出力インピーダンスをアンテナのインピーダンスの複素共役とすることで高効率化を行った。

著者関連情報
© 2016 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top