抄録
大気圧プラズマジェットを用いた研究には、一般的に交流電源が多く用いられる。しかしその場合、プラズマジェットを長時間照射し続けると、照射対象である培地等の温度が徐々に高くなり、細胞への熱ストレスが懸念される。そこで、電圧波形をパルス化することで時間幅や繰り返し間隔を制御し、より低温のプラズマを発生させる方法を検討した。本研究では、パルス電源と交流電源のそれぞれにおいて大気圧プラズマジェットを生成し、電圧・電流波形の特性測定、ジェットの長さと温度の比較、プラズマと酸素原料ガスの反応によって生成されるオゾン濃度の比較を行った。また、それぞれのプラズマジェットをHeLa細胞に照射し、生死判定を行った。