抄録
時々刻々と変化する電力系統状態に対応するために、リアルタイムな制御・監視技術が注目されている。GPS(Global Positioning System)を用いた時刻同期機能を備えた小型の位相計測装置PMU(Phasor Measurement Unit)により、電力系統における計測情報を得ることができるようになった。本研究では、多地点同期位相計測装置(PMU)により一地域の系統で同期計測された位相・潮流情報を用いる。その実測データを用いて、ローカル系統に連系された発電機の同期化力を推定する手法を考え、推定した同期化力をシミュレーションにより求めた安定限界に基づいて評価することで、そのローカル系統の状態を把握することを目的としている。