抄録
電力の安定供給のための重要な役割を担っているCVケーブルは、製造技術の進歩により、CVケーブル本体における事故は年々減少している。そのため、中間接続部や終端接続部での事故割合が高くなっている。そこで本報では、CVケーブル接続部で発生する沿面放電を絶縁ゴム板上で模擬し、同放電をAEセンサにより検出して絶縁ゴム上のトラッキング劣化時のAE特性について調べた結果を述べた。その結果、今回の条件では約6.6時間で絶縁破壊に至った。また、最大AE信号強度は時間が経過するにつれ、大きくなっていることが分かった。それに伴い、放電電荷量も大きくなっていることを確認した。