主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成28年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 69
開催地: 宮崎大学
開催日: 2016/09/27 - 2016/09/28
有機金属化学気相法により作製された燐ドープのZnTeやZn1-xMgxTe膜はアニール処理によってキャリア密度が向上し、不純物の活性化に有効であることを以前明らかにしている。そこで,本研究では,減圧有機金属化学気相法を用いて作製された燐ドープZn1-xMgxSeyTe1-y膜に対してアニール処理がキャリア密度の向上に有効であるか否かを検討した。アニール処理温度と燐ドープZnMgSeTe膜の電気的性質との関係を明らかにすることにより,アニール処理がキャリア密度の向上に有効であり、最適アニール処理温度を決定できた。その結果,1018cm-3台の高キャリア密度のp型ZnMgSeTe膜を得ることができた。