電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第70回連合大会)講演論文集
セッションID: 02-1P-01
会議情報

最新グライディングアーク放電の現状と展望
*青木 振一光木 文秋川崎 仁晴大島 多美子堀部 典子
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

Gliding Arc Discharge(GAD)は大気圧放電形式としては最も新しいものの一つである。放電電力は高周波誘導放電に比べ圧倒的に少なく、誘電体バリア放電、コロナ放電より相当に大きな電力を消費する。大気圧放電では、このような中間電力で放電する形式は数少ない。中性ガス温度はあまり高くなく、電力的には大規模プラズマ処理に向いた放電形式である。一方GADは非熱平衡、非定常という特性から応用上の困難さもある。更に標準的なGADでは放電始動時、電極間に高電圧を印加する必要があり、電源装置の高圧大電流対応なども課題で、産業応用が進んでいない。このGADの電力制御技術の開発、応用として材料創成分野、農業分野ついて現状と将来像について講演する。

著者関連情報
© 2017 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top