主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 70
開催地: 琉球大学
開催日: 2017/09/27 - 2017/09/28
近年、パワーエレクトロニクス技術の進歩により、モータの可変速駆動や高精度化等、制御に対する技術の要求が高まっている。それに伴い、制御演算の複雑化や大容量化が生じてしまい、従来のMPUによる制御系ではリアルタイム性の確保が困難となる場合がある。そこで、本研究ではリアルタイム性を維持しつつ複雑な制御演算を含むモータの制御システムを構築する為、高速演算が可能なFPGAを用いて制御演算のハードウェア化を行っている。今回はMPU とFPGAがワンチップ化された高機能FPGAを用いて、モータ制御系開発環境の構築を行った。MPU とFPGAの特性を活かすことで、指令値の変更や演算途中の値の読み取りを実現し、その有用性を確認したので報告する。