主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成29年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 70
開催地: 琉球大学
開催日: 2017/09/27 - 2017/09/28
色素増感太陽電池は,従来のシリコン系太陽電池に比べて材料および製造工程の面から低コスト化が可能であり,次世代太陽電池として期待されている.しかし,エネルギー変換効率が10%を若干上回る程度で,実用化にあたっては更なるエネルギー変換効率の改善が望まれる.また近年,材料分野において,表界面の改質を目的とした大気圧プラズマ技術が注目されており,応用技術への展開が期待されている.本研究では,色素増感太陽電池の光電極に用いられる酸化チタン膜に対して,大気圧プラズマ処理を施し,エネルギー変換効率などの諸特性にどのような効果が得られるか検討を行った.