主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 71
開催地: 大分大学
開催日: 2018/09/27 - 2018/09/28
OFDMシステムではピーク電力対平均電力比の低減が課題の一つとなる. 著者等は帯域外漏洩電力と帯域内歪み電力を許容値以下に抑えながらOFDM信号のピーク電力を低減する, 適応ピークキャンセラを提案した. この方式では, 事前に生成したピーク抑圧信号を送信信号に繰り返し加算することでピーク検出閾値を超える信号振幅を打ち消すものである. 本稿では、最大比合成規範のプリコーディングを用いる多素子OFDM-SDMAシステムにピークキャンセラを適用した場合の下り回線ビット誤り率特性を解析的に与える手法を示す. 計算機シミュレーション結果と比較し, その有効性を示す.