電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第72回連合大会)講演論文集
セッションID: 12-2P-09
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空芯トランスの巻線構造が結合率に及ぼす影響について
*吉村 智浩安部 征哉松本 聡
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抄録

電源の究極の小型化を達成する技術としてパワーSoCが注目されている。パワーSocでは1チップ当たりの電力容量が小さくなるが絶縁型パワーSocを用いて直並列接続することにより大電力化が可能である。トランスの結合率を高くすることで変換効率が改善することがこれまでの検討により明らかになっている。また、巻線構造により結合率が大きく変化することも電磁界シミュレーションにより確認している。本稿では電磁界シミュレータを用いてトランスの巻線構造と結合率の関係について検討した。その結果、1次巻線の内径と外径の中間に2次巻線を配置することで大きな結合率が得られることが確認できた。

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© 2019 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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