電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第73回連合大会)講演論文集
セッションID: 02-1A-08
会議情報

ナノ秒パルス放電プラズマ方式水処理における生成ヒドロキシラジカルの定量化
*武内 一真岡田 清隆浪平 隆男王 斗艶
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

放電により生成されるOHラジカルは、水中難分解性物質処理のメカニズムの解明にとって重要な役割を果たす。OHラジカルの寿命は非常に短いためその定量化は難しく、これまでに、OHラジカルをNaTAで捕捉し、生成したHTA濃度を測定することでOHラジカルを間接的に計測する化学プローブ法が発表されているが、高エネルギー電子の生成を特徴とするナノ秒パルス放電プラズマ法においては、生成されたHTAが再び放電によって破壊されることで理論値と測定値に差異が生じる結果となった。そこで本研究では、放電によるHTA分解量を考慮し、より正確なOHラジカル測定法の提案を行い、化学プローブ法の精度向上を行った。

著者関連情報
© 2020 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top