主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 73
開催地: オンライン開催(大会本部:九州産業大学)
開催日: 2020/09/26 - 2020/09/27
本研究では,Java3DとFDTD(Finite Difference Time Domain)法に基づく電磁波シミュレータの開発を行っている.Java3DはJavaの拡張子としてSunMicroSystemsによって開発された,3Dグラフィックス用のAPIである.したがって,Java3Dプログラムはさまざまなタイプのコンピュータ上で実行可能である.また,FDTD法はマクスウェルの微分方程式を差分化し,時間領域で解く方法であり,K.S.Yee によって電磁波解析に初めて応用されて以来,計算機の発達とタイミングを合わせて発展してきた.本稿では,3Dグラフィックスによる電磁波伝搬の可視化を目指し,Java3Dを用いて疑似3次元空間における半波長ダイポールアンテナやアレイアンテナからの放射界をアニメーションにより表現した.