電気推進航空機用の超伝導誘導モータにおける出力密度のヨーク厚み依存性

抄録

航空機のCO2排出量を削減するため、推進システムの電動化が注目されている。超伝導誘導モータは、低損失で大電流通電が可能な超伝導線材を用いるため、小型軽量かつ高出力設計が期待できる。また、同期モータに比べ、スリップリング等が不要であり構造が簡単なため低コストというメリットがある。我々は、電気推進航空機用の超伝導誘導モータについて研究を行っている。本研究では、超伝導誘導モータにおいて全節巻コイルと短節巻コイルそれぞれの場合について、出力密度のヨーク厚み依存性を調べた。解析ではJMAGを用いた二次元有限要素法解析を用いた。