主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
共催: 長崎大学
会議名: 2022年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 75
開催地: オンライン(大会本部:長崎大学)
開催日: 2022/09/16 - 2022/09/17
近年、モバイルデータトラフィックの量が劇的に増加している。第5世代(5G)以降の次世代移動通信システムは、トラフィック量の増加による通信混雑・容量の飽和等を解決する通信方式として期待されている。一方、5G 以降の複雑な変調方式を持つ通信方式では、平均信号とピーク信号の比率(PAPR)が大きく、ピーク時にはパワーアンプ(PA)の飽和領域に達してしまうため、信号の線形増幅が難しくなる。そのため、PAの高線形化・飽和領域より低い入力電力での効率(バックオフ効率)向上が重要となる。本研究では、コスト面で優れるCMOS 180nmプロセスにおいて、高Q値で低損失なインダクタを用いて、高線形性・高バックオフ効率のPAの設計を行った。