主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2023年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 76
開催地: 崇城大学
開催日: 2023/09/07 - 2023/09/08
高輝度緑色LED等への応用が期待されるテルル化亜鉛(ZnTe)は,薄膜成長技術が進展してきた中,未だにn型ドーピングにおける再現性,制御性に大きな課題を抱えている.我々はこれまでに,ZnTeのn型化ドーパントとしてAlに注目し,有機金属気相成長(MOVPE)法とポストアニール処理の組み合わせを適用し,ドーピング量一定としたAlドープZnTe薄膜のドーパント活性化率や複合体アクセプタの増減に及ぼすポストアニール処理温度の影響を報告した.本研究では,異なるドーピング量のAlドープZnTe薄膜についてポストアニール処理温度の影響を調べた。その結果,低温フォトルミネッセンス特性の変化傾向が変わる境界温度がドーピング量により異なることが示唆された.