主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 77
開催地: 鹿児島大学
開催日: 2024/09/26 - 2024/09/27
従来のカプセル内視鏡の機能は観察のみであるが、次世代型では診断や治療の機能が求められている。多機能化を実現するにあたり、必須の機能として小腸の蠕動運動に逆らってその場にとどまるアンカー機構がある。著者らの先行研究では筐体の一部を拡げるアンカーを採用したが、小腸内壁を傷つけるリスクがあった。そこで本研究では、柔軟なアンカー機構の実現を目的に、折り紙マジックボールと磁気駆動送りねじアクチュエータを組み合わせた新規なアンカー機構を提案した。本報では、アンカーの基礎特性と豚小腸内での駆動実験の結果について報告する。