主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 77
開催地: 鹿児島大学
開催日: 2024/09/26 - 2024/09/27
GISの部分放電(PD)診断法としてUHF法が適用されている。筆者らは単相GISならびに高電圧導体が直列に配置された三相GISを対象に、実験及びFDTD解析によるPD放射電磁波の伝搬特性、特にTEモード特性を検討している。また,三相GIS内の高電圧導体配置により電界ベクトルの振る舞いは変化し,その電界形状と単相GIS内の直線電界ではPD位相特性が異なることを示した。本研究では,SF6ガス中で針―平板電極間のギャップ,すなわち電界利用率を変化させた実験を行い,三相電界形状を考慮した交流電圧を印加してPDを発生させ,放射電磁波を二種類のアンテナを用いて検出した。その検出特性を特にPD放射電磁波位相特性の電界利用率依存性に着目して検討した。