主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 77
開催地: 鹿児島大学
開催日: 2024/09/26 - 2024/09/27
現在,航空業界ではCO2排出量削減の要請から電気推進航空機の実用化が注目されており,高出力密度化が可能な超伝導モータが期待されている.また, 簡単な構造と安定した特性から本研究では誘導モータに着目した.一般に常伝導モータでは発生させた磁束を強めるために多くの鉄心が使用される. しかし, 超伝導モータでは高磁界を容易に発生させることが可能なため、鉄心の量は少なくなり, コイルエンドで発生する磁束の多くが空気中に漏れ出てしまう. そこで本研究では超伝導誘導モータの出力密度の回転子積厚依存性の調査を行い、コイルの全長425 mm に対し回転子積厚450 mmまでは回転子積厚の増加に伴い出力密度が増加することが確認できた.