日本臨床整形外科学会雑誌
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当院におけるロコモ教室の取り組みとその効果
八木 知徳上田 大輔小野寺 純小野寺 伸山脇 慎也安田 和則鎌田 圭子菅原 美咲
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2018 年 43 巻 2 号 p. 81-88

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抄録

目的:当院ではロコモティブシンドローム(locomotive syndrome,運動器症候群,以下ロコモ)教室を開催しているが,その経過と結果を報告する.

方法:2014年5月から2016年11月までに当院のロコモ教室でロコモーショントレーニング (locomotion training,以下ロコトレ)の指導を受けた81人に対し,2ステップテストとロコモ25の調査を行い,下肢筋力,10mの歩行に要する時間,骨密度を計測するとともに,computed tomography (CT)により大腿中央での膝の伸筋と屈筋の断面積を測定し,これらから得られたデータの6カ月間の推移を調べた.

結果:6カ月後にロコモ教室を修了した40人の結果では,2ステップ値が1.18から1.24に,ロコモ25の点数が18.4点から10.8点に改善していた.膝伸展筋力は47.6Nmから52.9Nmに,膝屈曲筋力は20.9Nmから26.6Nmに増強した.10mの歩行に要する時間は8.2秒から6.6秒に短縮したが,骨密度と筋断面積は変わらなかった.

考察:6カ月間ロコトレを行うことにより下肢筋力は増強し,歩行速度,2ステップ値などの運動能力が改善したことから,ロコトレにより転倒や骨折のリスクが低減することが推測された.

結語:ロコトレにはロコモを予防する効果を期待することができる.

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© 2018 一般社団法人日本臨床整形外科学会
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