日本大腸肛門病学会雑誌
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直腸隆起性病変の局所切除の意義と術式
土屋 周二犬尾 武彦竹村 浩松田 好雄江口 英雄
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1975 年 28 巻 4 号 p. 365-368,399

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抄録

直腸の早期癌をふくむ隆起性病変は,局所的にこれを完全に切除することによって,その良性・悪性の別,進展度などにつき十分な検索が可能である.もしも良性と判明すればこれにより治療は完結し,悪性であればさらにより根治的の方法をとるかどうかの判断ができる.局所切除を十分広く,また深部まで行ない,同時に肛門機能に障害を与えない方法には,経肛門的,経仙骨的,経括約筋的切除術がある.自験例13例にこれらの方法により局所切除を行なったが,その術式の要点,意義についてのべる.

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