Zairyo-to-Kankyo
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論文-第62回材料と環境討論会 速報論文特集
金属材料の防食のためのマイクロカプセル分散塗膜の自己修復能評価
姉帯 一樹山田 千波奥山 遥杉浦 みのり佐藤 優樹Sven PletincxHilke Verbruggen千葉 誠Iris De GraeveHerman Terryn高橋 英明
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2016 年 65 巻 4 号 p. 149-153

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抄録

著者らは,高反応性液相を内包するカプセルを分散させた塗膜を作製することにより,自己修復能を有する防食用塗膜開発に成功している.本研究ではカプセル合成のさいに添加するグリセロール量に着目し, 塗膜の自己修復能を評価した.添加するグリセロール量が少ないほど,単一カプセルが形成されやすいことがわかった.これらカプセルを分散させた塗膜の自己修復能は添加グリセロール量の少ないもののほうが高いことが明らかとなった.

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© 2016 公益社団法人 腐食防食学会
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