日本教科教育学会誌
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皮膚抵抗反応からみた教授者教授行動方略について
村井 護晏
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1992 年 15 巻 2 号 p. 55-62

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抄録
授業中のクラス全員の皮膚抵抗反応から、いかなる教授者教授行動方略が子供に強い刺激を与えていたかを分析した。その結果、有効に作用した教授者教授行動方略としては次の6因子に要約された。1 生徒に応答や反応を期待する。2 実験や実物提示、ビデオ、OHP等によって生徒を活性化させる。3 教授内容そのものに不思議性、びっくり性をもたせて、探求心をかきたてる。4 生徒が知らなかった新しい概念や知識を説明する。5 教授者のユーモアを通して、生徒の感性を刺激する。6 K・Rをおこなう。
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© 1992 日本教科教育学会
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