抄録
本稿では,社会に開かれた教育課程を目指す次期学習指導要領改訂の特徴が,各教科の本質に根ざした「見方・考え方」の導入とアクティブ・ラーニングの視点の導入に表れている点を述べた。理科の教科全体の「見方・考え方」は,「自然の事物・現象を,質的・量的な関係や時間的・空間的な関係などの科学的な視点で捉え,比較したり,関係付けたりするなどの科学的に探究する方法を用いて考えること」等の表現として明示された。アクティブ・ラーニングの視点の導入に関しては,単なる見た目のアクティブな学習形態にとらわれず,教員が常に子供たちの「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」に注意を払うことが重要であり,科学の本質に迫る手立てを明確に示していくことが必要である。