日本作物学会紀事
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サトウキピカルスの発生と発育に関する光学顕微鏡及び走査型電子顕微鏡による研究
イシレップ スマルディナカムラ チエミ谷口 武前田 英三
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1988 年 57 巻 4 号 p. 765-772

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抄録
サトウキビカルスは, 主に葉片の切断面及び背軸側表層から生じる. カルスは塊状となり, ときに白色となる. カルスが生長すると, カルス表面に裂け目が生じ, この裂け目の内部から新しい細胞が形成される. この細胞は卵型となるか, または長く伸長し, 柔らかいカルスを形成する. このカルス内に, 分裂細胞からなる球状構造が生じる.
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