日本色彩学会誌
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パーソナルカラー診断新システムの提案
稲垣 有美子
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2017 年 41 巻 3+ 号 p. 191-194

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抄録
 パーソナルカラーの診断方法としては,単色の色を呈したドレープといわれる布やボードを色相,明度,彩度の観点から複数枚用意し,各色のドレープを被験者の上半身にあて,顔色変化を観察する方法が一般的だが一色毎に観察を行うと多大な労力と時間を要する.これを効率的に導く為に予めパーソナルカラーのグループ配色を行った10枚のパーソナルカラーフラッグを作成.従来の4シーズンカラーのスプリング,サマー,オータム,ウィンターにイエロー,ブルー,更にクリア,ブライト,ミューテッド,ディープ(明暗清濁色,ニュートラルな位置の色も加え)10グループに分類.最短三回のドレーピーイングでパーソナルカラーグループが分かる.複数枚のドレープ使用で行っていたパーソナルカラー診断の診断時間短縮が行える. パーソナルカラーフラッグ10パターンのグループ分け,及び配色は過去10年の日本人パーソナルカラー診断実体験による結果の集積.
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