抄録
車体などの工業製品,漆器や壺などの工芸品の様な立体面上の色材の物体色と,表面反射である光沢を光学的に分離して計測する立体分光測色イメージングを提案している.
まず,我々は,広視野分光イメージングが可能であり,可搬性の高いハイパースペクトルカメラの提供可能となる
結像型2 次元フーリエ分光法を提案してきた.本手法は,准共通光路型位相シフト干渉法であることから機械的な振
動に高い頑健性を有している.その為,機械的な除震機構が不要であることから小型軽量化を実現できた.また,提
案する画角補正アルゴリズムにより,例えば魚眼レンズを用いれば全方位の分光イメージングも可能となった.
本報告では,車体のような立体物の表面反射光である光沢と,色彩からの内部拡散反射光を物理的に分離して計測
する直交偏光照明法について述べる.また,光沢は色材による光吸収を受けていない表面反射光で有ることから,そ
の分光特性から光源色を同時に取得することができる.